公開日時: 2024.05.15
更新日時: 2024.05.15
巻き肩は、肩甲骨や胸郭の形状が変形して前方に突出し、背中が丸くなる状態を指します。
この状態は、肩や背中の筋肉の不均衡や姿勢の問題によって引き起こされることがあります。
以下に、巻き肩のについて詳しく説明しましょう。
〈巻き肩の状態〉
巻き肩の主な特徴は、以下の通りです。
肩甲骨の突出: 肩甲骨が後方に引っ張られ、背中から突き出るような形状になります。
胸郭の変形: 胸郭が前方に突出し、胸部が前傾しているような姿勢になります。
背中の丸まり: 背中が丸くなり、背骨の自然なカーブが失われます。
〈巻き肩の影響〉
巻き肩が放置されると、以下のような影響が現れる可能性があります。
姿勢の悪化: 巻き肩が進行すると、背中の丸まりや胸郭の前傾が進み、正しい姿勢を保つことが難しくなります。
筋肉の疲労: 姿勢の維持に必要な筋肉が不均衡な負荷を受けるため、筋肉の疲労や痛みが生じることがあります。
身体機能の低下: 巻き肩によって背中や肩の動きが制限され、身体機能が低下することがあります。
巻き肩は、背中や肩の筋肉の不均衡や姿勢の問題によって引き起こされる状態です。
この状態は、日常生活での悪い姿勢や運動不足、特定の生活習慣などが影響を与えることで発症します。
以下に、巻き肩がなぜ起こるのかについて詳しく説明します。
(1)筋肉の不均衡
背中や肩の筋肉がバランスよく発達していない場合、特定の筋肉が弱くなったり、過剰に発達したりすることがあります。
例えば、胸部や前腕部の筋肉が過剰に発達し、背中や肩甲骨周辺の筋肉が弱くなると、肩甲骨が後方に引っ張られて前方に突出し、巻き肩の状態が生じやすくなります。
(2)不適切な姿勢
長時間の不適切な姿勢を維持することは、背中や肩の筋肉に負担をかけ、巻き肩を引き起こす要因となります。
例えば、デスクワークやスマートフォンの使用などで、前かがみの姿勢を長時間続けると、背中が丸まりやすくなり、巻き肩が進行しやすくなります。
(3)運動不足
適度な運動を行わないことは、筋肉の衰えや柔軟性の低下を引き起こし、巻き肩のリスクを高める要因となります。
特に、背中や肩の筋肉を鍛える運動を行わない場合、肩甲骨や胸郭の形状が変化し、巻き肩が生じやすくなります。
(4)重い荷物の持ち運び
重い荷物を片手で持ち運ぶことや、片側の肩にかけてしまうことは、肩や背中の筋肉に負担をかけるだけでなく、姿勢を歪ませる原因となります。
長時間このような姿勢を続けると、巻き肩が進行する可能性があります。
巻き肩を改善するためには、日常生活で簡単に始められるいくつかの方法があります。
これらの方法を実践することで、姿勢を改善し、背中や肩の筋肉のバランスを整えることができます。
⚫︎ストレッチを行う
巻き肩を改善するためには、背中や肩の筋肉を柔軟にするストレッチが効果的です。
以下は、簡単なストレッチの例です。
・胸部ストレッチ
壁やドアの枠に両手をつき、体を前に傾けると、胸部の筋肉が伸びます。この状態を数十秒間保持しましょう。
・背中ストレッチ
床に仰向けになり、膝を曲げて足を床につけます。
腕を床に横に広げ、両肩を床に近づけるようにします。この状態を数十秒間保持しましょう。
⚫︎肩甲骨の動きを意識する
巻き肩を改善するには、肩甲骨の動きを意識し、正しい位置に戻すことが重要です。
背中を伸ばし、肩甲骨を背中に引き寄せるようなイメージを持ちながら、日常生活での動作を行いましょう。
⚫︎正しい姿勢を意識する
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などで、前かがみの姿勢をとることが多い場合は、正しい姿勢を意識しましょう。
背筋を伸ばし、肩を後ろに引いて、頭をまっすぐに保つことで、巻き肩を改善することができます。
⚫︎日常生活での運動を取り入れる
日常生活での運動を積極的に取り入れることも、巻き肩改善の一助となります。
例えば、ウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動や、ヨガやピラティスなどのストレッチや筋力トレーニングを行うことで
姿勢を改善し、筋肉のバランスを整えることができます。
⚫︎デスクワーク中の休憩とストレッチ
デスクワーク中は、定期的な休憩を取り、ストレッチを行うことが重要です。
背中や肩の筋肉を緩めるストレッチを行い、血液循環を促進することで、巻き肩の改善につながります。
巻き肩は、筋肉の不均衡や不適切な姿勢、運動不足などが組み合わさって引き起こされる状態です。
これらの要因が重なることで、肩甲骨や胸郭の形状が変化し、巻き肩が生じます。
日常生活での姿勢や運動習慣に注意を払い、適切なケアやトレーニングを行うことで、巻き肩のリスクを軽減することができます。
ただし、継続的な取り組みが重要なので、日常生活に取り入れやすい方法を選んで取り組んでください。
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