公開日時: 2024.03.09
更新日時: 2024.03.07
めまいは、さまざまな原因によって引き起こされることがあります。
⚫︎内耳の問題
内耳のバランス感覚を制御する器官に障害がある場合、めまいが起こることがあります。
内耳の問題には、良性発作性頭位めまい症(BPPV)、メニエール病、内耳神経炎などが含まれます。
⚫︎中枢神経系の問題
脳や脳幹の構造や機能に異常がある場合、めまいが起こることがあります。
例えば、脳血管障害(脳梗塞や一過性脳虚血発作)、脳腫瘍、てんかんなどが考えられます。
⚫︎循環器系の問題
血圧の急激な変動や心臓の問題(不整脈、心筋症、狭心症など)がめまいの原因になることがあります。
⚫︎低血糖
血糖値が急激に低下すると、めまいやふらつきを引き起こすことがあります。
これは特に糖尿病患者によく見られる症状です。
⚫︎薬物の副作用
特定の薬物(抗てんかん薬、抗うつ薬、抗不安薬、抗ヒスタミン薬など)の副作用として、めまいが起こることがあります。
⚫︎ストレスや不安
長期間のストレスや不安、パニック発作など、精神的な問題もめまいを引き起こすことがあります。
これらは一般的な原因であり、めまいが起こる原因は個人によって異なります。
めまいは、様々な疾患や状態によって引き起こされる可能性がありますが
中には重大な疾患が原因でめまいが出ることもあります。
以下に、めまいが出る可能性のある危険な疾患をいくつか挙げてみましょう。
〈脳血管障害〉
脳梗塞や一過性脳虚血発作(TIA)など、脳の血管に問題がある状態はめまいの原因となることがあります。
これらの疾患は、急激なめまいやめまいの持続、片側の体の麻痺、言語障害などを引き起こす場合があります。
〈内耳の疾患〉
メニエール病や良性発作性頭位めまい症(BPPV)など、内耳に関する疾患は、めまいの主な原因の1つです。
これらの疾患はめまいだけでなく、耳鳴りや聴力の低下などの症状も伴うことがあります。
〈脳腫瘍〉
脳腫瘍が脳の構造や圧力を変えることでめまいを引き起こすことがあります。
他の症状としては、頭痛、嘔吐、視覚障害などが挙げられます。
〈心臓疾患〉
心臓の問題や不整脈、狭心症などが原因で、めまいが発生することがあります。
これは、心臓の血液供給が不十分になることによって起こることがあります。
〈低血糖〉
低血糖症状は、めまいの他にも、頭痛、手の震え、発汗などを引き起こすことがあります。
これは、糖尿病などの血糖コントロールに問題がある場合に発生することがあります。
これらは一般的な危険な疾患の例ですが、めまいが危険な状態であるかどうかは、その症状の組み合わせや症状の程度によって異なります。
めまいが頻繁に起こる場合や他の症状と共に現れる場合は、医師に相談することが重要です。
めまいが出た場合、以下の対処法が役立ちます。
(1)安静にする
めまいが発生したら、安全な場所に移動し、座ったり横になったりして安静にしてください。
突然めまいが起こった場合は、急な立ち上がりや激しい動きを避け、落ち着くまでじっとしていることが大切です。
(2)深呼吸をする
ゆっくりと深呼吸をすることで、リラックスし、緊張を和らげることができます。
口からゆっくりと息を吐き出し、鼻からゆっくりと息を吸い込みます。これを数回繰り返してください。
(3)視点を安定させる
めまいが起こった場合、視点が安定しないことがあります。
頭を動かさず、目を開けたまま固定した位置を見つけることで、視覚的な刺激を最小限に抑えることができます。
(4)水分補給
めまいの原因の1つに低血糖がある場合、水分補給や軽いおやつを摂取することでめまいを和らげることができます。
ただし、症状の原因が明確でない場合は、大量の水分を摂取するのは避けてください。
(5)安全を確保する
めまいが起こった場合、突然倒れたり転倒したりする危険性があります。
周囲の安全を確保し、万が一転倒しても怪我をしないように座ったり横になったりして、落ち着くまでじっとしていることが重要です。
めまいが持続する場合や他の症状が現れる場合は、可能な限り早く医師の診察を受けることをお勧めします。
普段から意識して行うことで、めまいを予防するためのいくつかの方法があります。
〈バランスの良い食生活〉
栄養バランスの良い食事を心掛けましょう。
特に低血糖を引き起こす食事や食事の間隔が長すぎるとめまいを引き起こすことがあるため、規則正しい食事を摂ることが重要です。
〈十分な水分摂取〉
脱水症状はめまいの原因になることがあります。十分な水分を摂取して体を水分で適切に保つよう心掛けましょう。
〈適度な運動〉
適度な運動は血流を改善し、心臓血管系を強化し、めまいを予防するのに役立ちます。
ただし、急激な運動や頭を上下させるような動作はめまいを引き起こすことがあるため、適度な運動を心掛けましょう。
〈ストレス管理〉
ストレスや不安はめまいを引き起こす可能性があります。
ストレスを軽減するためには、リラックス法やストレス解消法を取り入れることが有効です。
〈適切な姿勢〉
正しい姿勢を維持することで、血流が改善され、めまいを予防することができます。
特に長時間同じ姿勢を保つ場合は、姿勢を変えたり、休憩を取ったりすることが大切です。
〈規則正しい生活習慣〉
規則正しい生活習慣を心掛けることで、身体のリズムを整え、めまいを予防することができます。
十分な睡眠を確保し、規則正しい生活リズムを保つことが重要です。
これらの方法を組み合わせて、普段からめまいを予防するための努力を行うことが大切です。
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